こんにちは。
今まで意外と載せていなかったグリストラップの清掃について、今日は書こうと思います。😊😊😊

定期的にオーナー様からまたは元請け業者様からのご依頼もあって、今までにかなりの数をこなしてきました。
ホテルや飲食店の厨房は一般家庭の台所排水事情とは異なり、グリストラップという「油脂分離阻集器」が設置してあります。
その他理髪店ならば「ヘア阻集器」ガソリンスタンドならば「オイル阻集器」など、直接下水道に流してしまうと排水系統に機能障害を生じたり、構造物損傷を生じてしまうため、それらを防止するために設置されているのが阻集器です。
主に私たちが清掃するグリストラップは、このような仕組みになっています。😉😉😉

 

グリストラップは3つの槽に分けられていることが多く、汚泥などの沈殿物、油分などを分離する槽に分かれています。

【第一槽】
厨房排水に混ざっている残飯や生ごみを除きます。大きなゴミはバスケットで受け止め、細かいゴミは沈殿させ、流れ出ないようにさせています。
【第二槽】
水面に浮上する油脂分と更に細かい汚泥を分離します。
【第三槽】
汚泥と油脂をある程度分離した排水を下水道などへ排水します。

 

油脂やゴミを取り除いた排水を下水道に流しますが、分離した後には汚泥やゴミがグリストラップ内に溜まり、異臭や害虫発生の原因となるため、定期的に溜まった汚泥の清掃が必要になります。💪💪💪

 

設置箇所はさまざまで、厨房内もしくは厨房近くの屋外に設置してある店舗もあります。

 

厨房排水使用時は出来ないので、準備時間や閉店時に厨房排水の使用をストップした状態で行います。
1年に1~2度のグリストラップ清掃の場合、グリストラップと同じ程度の汚れが厨房排水~グリストラップまでの管内にもこびりついていますので、管清掃も同時にしたほうがいいでしょう。👍👍👍

 

まずは排水管の高圧洗浄をしていきます。(グリストラップのみ清掃の場合は省きます)
管内がきれいになったところで、グリストラップ清掃です。
1槽目の粗ゴミをためるバスケット(ゴミ受け)を取外し、ゴミを除去。
槽内に付着した汚れをケレンで剥離し、バキュームで汚れを吸い上げて槽内を空っぽにします。
綺麗になったところで、定水位まで水を張って完了です。

 

飲食店厨房は日々稼働しているので、汚れもどんどんたまっていきます。😓😓😓
お店によって決まりがあると思いますが、バスケットに溜まったごみは毎日除去し、短いスパン(2~3ヶ月に一度)のグリストラップ清掃がお勧めです。😃😃😃