最近の戸建て住宅の排水管は、塩化ビニール製のVU管やVP管が一般的です。
錆つきがなく、加工が簡単で施工が楽という大きなメリットがあります。

しかし古い建物の場合は、鋼管が使われていたため数十年経つと錆によって腐食が進み、破損してしまいます。
今回の現場は春日井市の公団住宅にあるお宅。築年数は40年です。
ご依頼内容は、台所排水の流れが悪くなったため台所から屋外マスまでの排水管清掃作業をということでした。

高圧ジェット洗浄後、台所からの排水確認をしてみると流し初め(台所)と終わり(屋外マス)の水量が明らかに違います。
こちらが台所から屋外マスをつなぐ管を管内カメラで撮影したものです。

↑ 全体的に錆つきが確認できます。
↑ 錆による腐食が進み、穴が開いています。

2.3m~2.8m地点に複数の穴があいていて、この穴から地中に流れていると考えられます。

管の状態を把握することで適正な処置が出来ます。
今回のような場合は取替が望ましいでしょう。特に鋼管の場合は錆にご注意ください!