こんにちは。ケームサービスの久保です。

突然ですが、ご自宅の排水処理は「下水」ですか? それとも「浄化槽」でしょうか?
排水処理方法は地域によって異なり、下水管が通っていれば下水、なければ浄化槽で処理した後に側溝などへ放流されます。
詰り抜きで伺う現場の中には浄化槽流入口で詰まっていることもあるので、蓋を開けて確認することも多いのですが、先日驚きの状態で詰まっていたのでご紹介します。

 

浄化槽の仕組み

ところで浄化槽の仕組みをご存知ですか?

数ヶ月に1回、業者さんが点検してくれるけど詳しくはわからないな・・・
年に1回汲み取り業者さんも来てくれるけど全てお任せしちゃってます・・・
という方がほとんどではないでしょうか。

仕組みを簡単に説明すると、家庭から排出された汚水浄化槽の中で微生物によって分解、浄化され、最後に消毒して安全な水にしてから放流されます。
その過程で生じるスカムと汚泥を、年に1回汲み取ってもらうという流れになっています。

浄化槽管理には許可が必要で、その許可を持っている事業者が管理しているので、基本的には浄化槽のプロにお任せでいいと思います。

 

浄化槽での詰まりの原因・・・

さて本題に戻りますね。

トイレの流れが悪いとのことで春日井市内の戸建て住宅へ伺いました。
確かに流してもスムーズに流れていかない状態でしたが、便器内の詰まりでもなさそうなので浄化槽を先に開けてみます…(スカムもなくパッと見はきれいなものでした)
んーなんだろうな…と思いつつ、さぐりながら浄化槽流入口付近を高圧ジェット洗浄していくと詰まりの原因らしきものを発見!

最近では主流になりつつある掃除アイテム「トイレに流せるお掃除シート」
これが浄化槽の中で何枚も積み重なっている状態で浄化槽流入口まで塞いでいたのです!
私たちも初めての状況に驚きました!
依頼者様に聞いてみると、お掃除シートでこまめに掃除しては使用後はトイレに流していたようです。
・・・それはそうですよね、トイレに流せると書いてありますから。

しかし、実際は節水型便器ということもあり、ほとんど溶けていない状態で重なっていました。
水に溶けやすいといえども、流し過ぎには注意が必要なんですね。

 

とはいえ、確認のしようがないところなので最近流れが悪いな・・・と感じたら、いつでもご連絡下さい。